姿勢と椎間板ヘルニアの関係
姿勢が変わると人生が変わる
第56回 : 姿勢と椎間板ヘルニアの関係
ラジオネームM.Kさんからいただいた質問にお答えします。
Q:
ラジオネームA.M 、35歳男性です。
きっかけは寝違えでした。
それから1カ月もたつのに、右腕の外側が少ししびれたままです。
整形外科を受診したところ、“軽度の頸椎椎間板ヘルニア”との診断。
「3カ月通院し、首の牽引と電気治療を受けること」と言われ、
痛み止めと貼り薬をもらいました。
実は、33歳の時に右太もも裏がしびれ、
第五腰椎分離症と言われています。
生活を改めないといけないな、と切に思う今日この頃です。
妻には「体を鍛えたら?ヨガをしたら?」とすすめられていますが……。
A:
話をうかがうに、実に多く出会うケースのご相談です。
33歳でわかった腰部と、今回の首の椎間板ヘルニア。
これらは同じ仲間です。
「脱出」という意味を持つ、ヘルニア。
構造的に弱い方向に圧がかかってしまったのが原因で、
本来あるべき臓器の位置から、一部がはみ出た状態のことを指します。
MRIでしか確定できないものです。
負荷が加わった骨と骨の間の椎間板がつぶれてしまい、
中から髄核が出てきて椎間板ヘルニアになります。
このまま劣化してしまうと、元には戻りません。
この2年間で一気に悪くなっていることから、
近年の生活スタイルや職場での姿勢の悪さが想像できますね。
今以上悪化させずに、痛みを軽減できるよう、
日常生活を正しい体の使い方に切り替えないとダメです。
以下の順番で取り組んでゆきましょう。
①しびれが出ない正しい位置を探す。まずは痛みがない状態に。
②その正しい姿勢で生活するように意識する。これだけでトレーニング!
③前屈で手がつくような柔軟性を維持。可動域があるしなやかな体に改善。
④徐々に、運動を取り入れていく。
体を痛めないよう、ヨガは呼吸を止めずに行ってくださいね。
今の年齢で、何か体を動かすことを趣味にできると大変いいですね。
【ポイント】
ソファーにもたれて、長時間のスマホやテレビ。
骨をつぶすような姿勢をしていませんか?
体の使い方を治し、インナーマッスルを鍛え、うまくサポートしてゆきましょう。
(この記事は姿勢治療家(R)仲野孝明ラジオ 聴くだけで、体に効く。
【姿勢が変わると、人生が変わる。】第56回目エピソードを再編集したものです)
ラジオを聴きたい方は↓↓↓
http://senakano.jp/radio/download.html
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